元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

令和の部下。

 ♬ギラギラ太陽が~ なので、勝負は朝だ!! と、いうことで4時から8時までに全集中しました。(笑)

 今日は、子供食堂の「まんぷくキッチン」さんに、ジャガイモとネギを提供させてもらいました。明日は、カレーライスだそうです。

 たくさん食べてくださいね。まいう~!!

明日のチラシ

たくさん食べてネ~

 ところで、昨日は昭和の上司のことを話題にしましたが、令和の部下の話です。(笑) 小霜和也さんの「ここらで広告コピーの本当の話をします。」の一節です。

 今の若い人は学校と会社の区別の付かない人が非常に多いです。学校はお金をもらう場所ではなく、本人がお金を払い学習する場です(僕の主催する学校は無料ですが)。だから、どんな手前勝手な、ダメダメなコピーを出したって、「あなたの学習のため」に講師は次もコピーを見てくれるでしょう。

 仕事の場にそれと同じ感覚でコピーや企画を持って来たらどうなるか。「これじゃあダメ」と言われて、「じゃあどう書けばいいか教えてください」という甘えた人もいます。答えが欲しいならコピー料をもらうのではなく逆に授業料を払うべき。

 そうなんですよね。だから、反対に会社が学校のようになっていると、ドイツ在住のフリーライターの雨宮紫苑さんがこう言っています。

「では学生気分の若者を叩き上げて企業戦士にすれば仕事ができるようになるのか」というと、そうともかぎらない。

 というか、このご時世、もはやそれは不可能だ。いま求められているのは、企業戦士ではなく、ワークライフバランス重視の働き方だから。

「無理せず働こう」「ストレスの溜めすぎには気を付けて」「嫌なら辞めてもいいんだよ」

 こういう環境で、「ほどほどにやって、そこそこの給料をもらえればいいや。残業がなくて、パワハラ上司がいなければそれで十分」という姿勢で働いている人は多い。

 だからいつまでも学生気分のまま、「どうすればいいか教えてくれないとわかりません」「合格点をもらえればそれで満足です」「自分のいいところを伸ばしてください」と言う。

 そしておもしろいのは、企業もそれをヨシとしている……つまり、「企業が学校化」していることだ。

 あくまでわたしの印象ではあるが、多くの企業は、若者のそういったスタンスを受け入れている。受け入れないと、若者が辞めてしまうから。

 だからマネージメントの本には、「指示は明確にしてあげよう」「失敗を怒ったり責めたりせずに解決策を一緒に模索しよう」「プロジェクトの目的を共有してモチベアップ」なんて書かれている。

 それは、先生が受験生のために勉強プランを立て、点数が低い生徒には特別授業をし、運動会でクラスごとのスローガンを掲げるのと同じ。

 最近よく聞く「自律キャリア」だって、結局のところ、上司が部下に進路面談しているようなものだ。

 「学生思考回路」の若者に働いてもらうために、企業もまた「学校」になるしかない。そんな状況になっているんじゃないだろうか。

 なるほどです。私もそう思います。なんか、上司というより先生になっている感じがします。(笑)