元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

昭和型リーダーシップ

 今朝は、昨日より不気味な太陽がギラギラしていました。が、今日は私は出勤日で、クーラーの中でぬくぬくしていました。(笑)

朝からギラギラ

 ところで、昭和のおじさんのリーダーかまだまだ存在し、はた迷惑な存在になっています。(笑) なんでもかんでも自分の言っていることが正しく、疎外されているとは感じていません。「なぜ、俺を立てないんだ(怒)」と怒鳴りまくっています。

 私の周りだけかなと思ったら、超有名なB社のリーダーもそうでした。(笑) コミュニケーション戦略研究家の岡本純子さんの記事です。

 日本では、こうした「強権型・カリスマ型のリーダーシップは決断力・実行力がある」として理想化する傾向があります。上下関係に基づき、上司は部下に「命令」し、部下は上司に「ほうれんそう」をするという主従関係が当たり前とされているのです。

 こうしたトップダウンの組織は一時的に成果を上げても、長期的に簡単に破綻してしまいます。ただ、上の言うことに盲従すればいいという考え方は、何より、部下の考える力、主体性をうばい、イノベーションを起こす気風が醸成されず、トップの暴走を招きやすいからです。

 今、グローバルでは、リーダーシップに求められる最も重要な資質は「共感力」だと言われています。実際に、「強権型」・鬼「教官」型はもう古く、もっとチームとして一人ひとりの力を伸ばす新しい形のリーダーシップが必要である、と考えられ、アップルのティム・クック、マイクロソフトのサチャ・ナデラ、グーグルのサンダル・ピチャイなど、多くの優良企業のトップが、「共感型」に置き換わりました。

 教官・強権型から共感型へ。そのシフトの大きな波は、日本にも押し寄せており、WBC栗山英樹監督、サッカーワールドカップ森保一監督も、命令より、問いかけをし、一人ひとりに寄り添い、やる気を引き出す、「チーム重視」「対話重視」型で大きな成果を上げました。最近、就任する大企業の社長は皆、そろって、この後者のスタイルです。

 まさに、リーダーシップの革新が求められている中で、顕在化した、「昭和型リーダーシップ」のひずみ。B社は「完全に時代に乗り遅れた企業」として、淘汰は必至と思われますが、実は、こうした組織はいまだに決して珍しくありません。

 日本の同族企業、中小企業、地方の企業などの多くには、こうした風土が根強く残っています。令和の今、「強いトップダウン型リーダー信仰」からの脱却とコミュニケーションスタイルの変革が求められているのです。

 なるほどですよね。もうそんな時代じゃないんです。でも、強権型リーダーに逆らう人はいません。意見すれば降格の憂き目にあうからです。裸の王様になるより他はないのですよね。残念。