元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

こうであらねばならぬ

 今日はとんでもない強風のため、午前中で作業をあきらめ、スゴスゴと畑から退散してきました。明日も風は強そうですが、今日の遅れを取り戻さないと・・・。ん?! 気持ちがスローライフになってないじゃん。(笑)

「たんぽぽ(蒲公英)」に占領された元気村

「しいたけ」初収穫

 ところで、いつも機嫌の悪い人がいます。本人には自覚がなさそうですが、何かにつけて「怒り」の表情になります。日本アンガーマネジメント協会代表理事、安藤俊介がその著書アンガーマネジメントで読み解く なぜ日本人は怒りやすくなったのか?(秀和システム)の中で、「守るべきものが多い人が怒る」と書いていますので、抜粋して引用します。

 守るべきものとは、「こうであらねばならぬ」という価値観がいっぱいあるということですね。やはり「寛容」が必要のようです。

怒りは防衛感情です。

怒ることで体を臨戦態勢にして、大切なものを守ろうとします。 

大切なものには価値観、考え方、立場、プライド、家族、仲間といったものがあげられます。

守らなければいけないものが多い人は、必然的に怒ることが増えます。 

自己肯定感の低い人は、守らなければいけないと思っているものが多い人です。

それは、意識しているものもあれば、無意識のうちに感じているものもあります。

いろいろなものを守らないと、自分を保つことができないと思い込んでいるからです。 

たとえば、仕事でミスをした人がいます。そのミスは些細なものだったものの、気をつけてほしいものではあったので、軽く注意したところ、「自分の責任ではない、頼んだ 側の頼み方がおかしかった」と、半ば逆ギレとも言えるような返しをされたとします。 

注意したこちらとしては、相手を強く責めるつもりもなかったので、なぜそれくらいの注意で、そこまでムキになって言い返してくるのか理解ができません。 

素直に自分のミスを認められないのは、些細なミスであろうとも自分がミスを認めることで、自分が悪いことをしたと思いたくない、それを認めてしまえば自分の価値がなくなるのではないかと、無意識に思っているからです。 

また、ミスを指摘されることは大げさではなく、自分の尊厳を貶(おとし)める攻撃と捉えます。

尊厳はとても大切なものですから、それが攻撃されたと思えば、怒りをもって防衛しようと反撃に出るのです。