元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

俺「我」、俺「我」の「我」を捨てて・・・

 今日は、先日の農学講座で教えられた「殺菌・殺虫・除草」の三拍子そろった、「消石灰」を使った方法をやってみました。

 方法は簡単です。①消石灰をハウスの中に散布する。②耕運する。③水を撒く。③透明のビニールで土を覆う。です。

 こうすることで、ビニールの下の土が臭石灰の発する熱により高温になります。菌も虫も雑草の種も死滅します。・・・はずです。(笑)

 去年は、トマトの栽培時に「蛾」が大量発生、大変な目にあいました。リベンジに燃えています。(笑) 「蛾=我」かなと思い、俺「我」、俺「我」の「我」を捨てて、おか「解(げ)」、おか「解」の「解」で暮らし、蛾の被害の苦しみから解離そう(解脱しよう)と思います。(笑) 

チャレンジしてみました

 ところで、精神科医和田秀樹さんが、その著書『老後に楽しみをとっておくバカ』(青春出版社)の中で、老化を食い止めるためには、「これまでに経験したことがない新しい体験をすること」と言っています。前期高齢者になっても、常にあたらしい経験を求めていくことが老化防止になるようです。(笑) 抜粋して引用します。

「本当の老化」は、もっと別の場所から始まる、と。

では、いったい何が衰えると、「本当の老化」が始まってしまうのでしょうか?

結論を先に言いましょう。

脳の中の「前頭葉」の機能が衰えると、本当の老化が始まるのです。

前頭葉は、大脳の前方に位置する部分です。

前頭葉の主な役割は、「感情」や「意欲」をコントロールすることといわれています。

ですから「前頭葉の機能が低下する」ことは、すなわち、感情や意欲が劣化してしまうことになります。

最近どうも意欲が湧いてこない……。

感情が乏しくなった気がする……。

そんな状態であれば、あなたの前頭葉は、劣化が始まっているのかもしれません。

「そう言えば……」と思い当たりませんか?

老眼で小説が読みづらくなったり、俳優の名前が思い出せなかったりもさることながら、それ以上に、小説を読んでも映画を観ても、若い頃のように“血湧き肉躍る”ような感動を味わうことが減っている……。それどころか、読みたい、観たいという意欲も衰えてくる。

私が「本当の老化」と指摘したいのは、まさにここなのです。

めっきり感動が減った。

感動が減ったから、意欲もやる気も湧いてこない……。

それこそが、「本当の老化」が、静かに、しかし確実に進行している証拠なのです。

私はそんな状態を、「前頭葉がバカになった状態」と呼んでいます。

前頭葉バカ」になってしまった状態。

あえてキツい言葉を使うのは、それだけの理由があるからです。

 

前頭葉が衰える? いやいや、私は毎日のように本や新聞を読んで、脳を刺激しているから問題ないよ」
「『前頭葉バカ』だって? ハハハ。俺は毎日、仕事をきちんとこなしているから、脳の衰えとは無縁だよ」

読者の中にはそう思われる方もいるかもしれません。

しかし残念なことに、ただ漫然と読書をしたり、仕事をソツなくこなしたりしているだけでは、前頭葉の衰えを防ぐことはできません。

たとえば「読書」という行為は、文字列の内容を認知して、理解する作業です。

言語の認知や理解、言語の記憶を司るのは、脳の両側面に位置する「側頭葉そくとうよう」という部分。

読書しているとき、脳は、ほとんどこの側頭葉しか使っていません。いつもの馴染みの著者の本や、毎朝、習慣的に読んでいる新聞の場合はなおさらです。

また、決まり切った仕事を毎日ルーティンのように続けているだけでは、脳は省エネモードになって、ラクをしようとしてしまいます。

いずれにしても「前頭葉」はほとんど使われていません。だから、読書を大量にしたり、単に現役で仕事を続けていたところで、前頭葉を活性化することはできません。

 

では、前頭葉はどうすれば活性化できるのでしょうか?

どうすれば、「前頭葉バカ」を食い止めることができるのでしょうか?

ズバリ言いましょう。

それは、「これまでに経験したことがない新しい体験をすること」です。

先ほども述べたように、前頭葉の主な役割は、「感情」や「意欲」のコントロールです。

つまり、「感情」が揺さぶられ、「意欲」が湧き起こるような新しい体験をすれば、前頭葉も活性化されるというわけです。また、前頭葉は想定外のことに対応する脳だと考えられています。

訪れたことのない場所に行って、人生でこれまで見たこともなかったすばらしい景色を眺める。

あまり縁のなかった演奏会に足を運んでみて、これまで聴いたことがなかった音楽に触れてみる。

馴染みの友達ではなく、新しく初めて知り合った人と、いつもは行かないようなしゃれたレストランに行ってみる。

私たちはこうした「未知の世界」に触れたときに、「いったいこれは何なのか」と、好奇心を揺さぶられ、前頭葉が働きます。

湧き立つ好奇心は、意欲ややる気に火をつけて、さらなる未知の世界へと足を運ばせます。

こうして前頭葉が活性化してくると、ますます新たな経験への興味が湧き起こるようになります。