元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

そよ風のような存在

 今日は朝7時には、県民の森(高森城址)を散策していました。大自然を感じられる本当に気持ちのいい空間でした。山つつじも満開で、そよ風に揺れていました。気持ちいい~!!

高森山から望む仙台市

咲きほこる山つつじ

 ところで、医師の鎌田實さんが「そよ風のように生きなさい」と提唱しています。抜粋して引用します。

・・強風が吹けば、人は反射的に手で顔をさえぎり、自分を守ろうとするものだ。一方、そよ風は誰にとっても心地がよく、人は自然に心を開こうとする。

・・・日頃の生活でもそよ風のように生きると、いつも心穏やかで、人との関係もスムーズになる。

 そよ風のように生きるためには、ガツガツしないことが大切だ。自分のことだけを考えた生き方はどうしてもガツガツだし、周囲に要らざる緊張感をもたらすものである。だから、すこしは他人のために生きてみることが必要なのだ。

 とはいえ、他人のために生きることは簡単ではない。自分の人生は誰かほかの人が責任をとってくれるわけではないから、自分の責任で生きなければならない。社会的な立場もあれば、家庭的に負っている責任もある。自分の欲だってある。僕はそれらを否定するつもりはない。

 他人のために生きるといっても、それは1パーセントでいい。1パーセントだけ、誰かのため、他人のために生きてみるのである。1パーセントだけでも他人のために生きると、それがまわりから見れば「ゆとり」のある人に見えるのではないだろうか。

 一生懸命、他人のために生きようとすると、どこかで無理が生じて、結局、長続きしない。1パーセントでいいと思うから、無理なく自然に続けることができる。

 すると、そこにガツガツしない空気が生まれ、まわりの人にとってそよ風のような存在になれるのである。