元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

「ピンピンキラリ」と輝いて生きることを目指す。

 今日は、無人販売の陳列をした後、ケガの手当てのため病院へ。抜糸まで20日間だそうです。「そんなにかかるんですか~」「動かさなけば1週間だけど、動かしているでしょ」・・おっしゃるとおりです。根が「マグロ」なものですから、安静は1日だけでした。(笑) 

 元気村は、「ピンピンコロリ」を目指していますが、やはり身体が資本ですから、大切にしないと楽しめないですよね。(笑)

本日の無人販売の陳列

 ところで、日本赤十字看護大学名誉教授の川嶋みとりさんが、月刊「致知」4月号の中で、「ピンピンコロリではなく、ピンピンキラリをめざす」と言ってました。引用します。

・・・とても九十二歳とは思えないバイタリティーに圧倒されます。健康長寿の秘訣はありますか。

川嶋 まあね、足腰は痛いし、体はそんなに元気じゃないですよ(笑)。空元気に近いのかも。ただ、常に心掛けているのは特別なことをしないってことよね。六時に起きて三食しっかり食べて、日中は仕事に励む。そうした当たり前の生活を大事にリズムを壊さないでいると、些細な体調の変化にも気づきやすくなるんです。

 それからもう一つは、加齢と老いは違うってこと。百歳を越えても健康な人がいる一方、大抵の人は六十過ぎると「リタイアだな」と口にするでしょ? その一番の差は心の持ち方だと思います。加齢は避けられませんが、老いを決めるのは自分自身なんです。ですから、周囲の環境に引きずられるのではなくて、死ぬ寸前まで成長し続ける存在だという心構えでいることが大切ではないかしら。

・・・ああ、向上心を絶やさない。

川嶋 よく講演で「六十、七十は少年少女」と伝えていますが、私は「一日一知」どころか「一分一知」というほど。人一倍に好奇心旺盛でいまも分からない字はすぐに辞書を引くし、一昨年からは友人の勧めで合氣道を始めました。合氣道は看護と通ずることが多くて、お稽古の都度刺激を受けています。

 自分の気持ちとしては、二十代の頃と何ら変わっていません。齢を重ねてできなくなったことを数えるより、これならできるというものを見つける。「ピンピンコロリ」と死ぬことを目指すのではなく、心や魂を磨き、最期の瞬間まで「ピンピンキラリ」と輝いて生きることを目指す。そんな心意気で過ごしたいむものです。