元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

忘れている間が幸福で、気にかかる間は不幸だ

 昨日は出荷準備が出来なかったので、今日は小雪がぱらつく中、明日の出荷準備に汗を流しました。ビニールハウスの「こかぶ」も大きくなり、いよいよデビューです。(笑) 自分で食べてみて美味しいと思うのですが、お客様の反応が気になるところです。

 昨年のスタート時は、毎日心配していましたが、今は慣れてそれほど心配はしなくなりました。何事も経験ですよね。(笑) 

明日デビューの「こかぶ」

 ところで、「忘れている間が幸福で、気にかかる間は不幸だ。」という格言がありますが、「意識すればするほど気にかかってしまう」ということ証明した「シロクマのことだけは考えないでください」という心理学実験がありましたので引用します。・・・ですよね。(笑)

岡本一志著:「ほとけさまと心がほっこり温まるお話(三笠書房)

この実験は、A、B、Cの3つのグループに、シロクマの一日を追った映像を見せます。その後、

・Aグループの参加者には、シロクマのことを覚えておくように

・Bグループの参加者には、シロクマのことは考えても考えなくてもいい

・Cグループの参加者には、シロクマのことだけは絶対に考えないでくださいと言います。

しばらく時間がたった後、この実験参加者がシロクマのことをどれだけ覚えているかをテストするという実験です。

結果は、シロクマのことだけは絶対に考えないでくださいといわれたCグループの参加者が、一番シロクマのことをよく覚えていました。

Cグループは、シロクマのことを考えないようにすることで、かえってシロクマのことを意識して、頭から離れなくなってしまったのです。

考えないようにすればするほど、そのことが頭から離れなくなってしまう。忘れようとすればするほど、忘れられなくなることがありますよね。そのことを示した心理学の実験です。

・・・・・一度、力を抜いて、心を手放してみることです。・・・・私たちの悩みや苦しみの原因というのは、結局のところ、思い通りにならないことをなんとか思い通りにしようとしていることに尽きるのではないでしょうか。