元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

とりあえず立ち上がってみる

 わ、忘れていました。ハウスの中に天敵がいることを・・( ノД`)シクシク…

 今朝、発芽の状況を確認しようとハウスに行きましたが、ぱっと見何かがおかしい。周りの土が盛り上がり、育苗トレーの中にも土が・・・。ハッ!! もしかしたら野ネズミ?! やられたー。

 昨年、アワノメイガにやられたトウモロコシの反省に立ち、早く植えれば害虫被害を防げると聞き、今年は早々と播種を試みた結果が、これです。仕方ないので、また種を買ってきました。野ネズミめー、次は負けないからな!!(キリッ)

リベンジを誓って買ったトウモロコシ

 ところで、野ネズミとの対決に敗れ、立ち上がれないほどのショックを受けましたが、心理学者の内藤 誼人さんが、その著書の『「なまけもの」のやる気スイッチ』(総合法令出版)の中で、「やる気が出ないときはとにかく立ち上がってみる」と提案していましたので引用します。

「どうもやる気が出ない」とか、「動くのが億劫おっくうだと感じる」のなら、まずはその場で立ち上がってみてください。

立ち上がるくらいなら、簡単にできます。

そして、とりあえず立ち上がると、私たちは行動できるようになるのです。ソファに寝そべっていたり、椅子に座っていたりしていると、心がリラックスしすぎてしまい、やる気も生まれないのです。

ところが、立ち上がってみると、身体を動かす準備状態に入ります。そういう心理モードにスイッチが切り替わるのです。そのため、立ち上がるだけでやる気も出てくるのです。

会議というものは、いつまでもダラダラと続くのが普通ですが、立ったままでやるようにすると、会議も盛り上がりますし、決定もスピーディーにできるはずです。

アメリカにあるワシントン大学のアンドリュー・ナイトは、214人の大学生に3人から5人ずつのグループになってもらい、「どうすればうちの大学の入学希望者を増やせるか?」というテーマで話し合いをしてもらいました。

ただし、グループは2つあり、座ったままで話し合いをするグループと、立ったままで話し合いをするグループをもうけました。

話し合いの場面をビデオ撮影しておいたものを後で分析してみると、立ったまま話し合いをするグループのほうが、話し合いが盛り上がり、ユニークなアイデアがたくさん出されていることがわかりました。

椅子に座っているほうがラクな姿勢ではあるものの、それではやる気は出ませんし、会議も盛り上がらないのです。立ったままのほうが参加者はみなエネルギッシュになってくれます。

くつろいだ姿勢だと、決定までの時間もかかります。

アメリカにあるミズーリ大学のアレン・ブルードーンは、立ったままでグループに意思決定をしてもらうと589.04秒で決断ができたのに、座って意思決定してもらうと決断までに788.04秒もかかるという実験報告をしています。

行動的になりたいのなら、とにかく立ってみてください。

何も考えずに、とりあえず立ち上がってみるのです。すると、不思議なくらいやる気が湧いてくるでしょう。すべての作業がどんどんこなせるはずです。

普通の会社に置かれている事務机で作業をすると仕事の能率が悪いと感じるのなら、スタンディングデスクにしてみるのはどうでしょう。椅子に座らずに立ったまま仕事をするほうが、能率もアップすると思うのですが、どうでしょうか。