元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

人は相手から期待をされたように振舞うようになる

 今日は出勤日。いつもどおり近くの「大日如来」に朝の挨拶をしてから出勤しました。

柳町大日如来さま

 ところで、12月5日に「仕事が辛い」という記事をアップしましたが、「そもそも職場の信頼関係がすべてのスタートである」という記事を見つけたので、抜粋して引用します。

組織の信頼関係をどう高めるか | Books&Apps (tinect.jp)

執筆:グロービズ経営大学院池田章人

信頼関係はすべてのスタート

よりよい組織を考えるにあたりヒントになる有名なモデルとして、マサチューセッツ工科大学組織学習センターのダニエル・キム教授が提唱した、成功循環の法則があります。

 

ここでは、成果の出やすい組織となるためには「関係性の質」「思考の質」「行動の質」が重要で、特に起点となる「関係性の質」が良いことがその次の思考の質が開花する起点になるため、特に重要であると言われています。

成功循環の法則(MITダニエル・キム教授提唱の理論をベースに作成)

 

より具体的に言うと、「この組織のメンバーは信頼できる」と思うがゆえに「組織のためを思い意見をたくさん出そう」と思い、意見が多く出るからこそ良いアイディアが生まれ、「良いアイディアをもとにした良い行動を取ろう」となり、結果につながりやすくなります。

 

このように、成果・結果の出る組織のスタートは信頼しあえる良い関係にあるのです。

 ・・・「だよね」という話をしたら「信頼なんかできるわけがない」という回答でした。(笑) さらに引用します。

・・「信頼できない人をどこまで信頼するか」という矛盾です。

 

情緒的な信頼(人柄的信頼)も認知的な信頼(能力的信頼)もできない人を信頼すると、そのメンバーは今の状態を肯定的に受け止めてしまい、成長することなく、結果信頼できない状態が放置されるという矛盾が生じる懸念があります。

 

とても悩ましい矛盾ではありますが、これを乗り越えるためのポイントは「相手が信頼に足り得る人へ成長してくれるはずだ」と待して接することが重要となります。

 

注意したい点として「無条件で信頼する」ということや「信頼して何もしない」のではないということです。

 

「期待」が信頼たる人へと育てる

みなさんは、ピグマリオン効果という現象をご存じでしょうか?

これは「人は相手から期待をされたように振舞うようになる」という効果を言います。

 

ここでは性善説的に(こちらの働きかけによっては行動を変化してくれるはずと期待し)接するか、性悪説的(何をしても変わらないと期待せず)に接するかで相手の行動が変わるというのがポイントになります。

 

要するに、今は信頼できない人であっても(時間がかかるかもしれないが)相手へ性善説的に接することで、相手が期待を理解し行動が変化します。すると、いずれは信頼に足り得る人になってくれる可能性があり、まずは性善説的に接することが大切であるということです。