元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

人間的成熟を深めていく人

 昨日は42年ぶりの同期会でした。東京の同期組を青葉城に案内しようとしましたが、駐車場が満杯で、急遽成田山仙台分院に案内しました。仙台組も「来たことがない」とのことで、ナイスチョイスでした。(笑)

 みんなに「お土産に地酒を持ってきてね」と頼んだら、たくさん集まりました。もうこれは飲むしかないということで、予定どおり「へべれけ」でした。(笑)

 一番若い同期も63歳ということで、みんな髪も薄くなり、シワとシミと老人性斑点と、すっかりジジババになり、一目でわからない人もいました。(笑)

 本当に「あれから42年」です。(笑) でも、みーんな「やること」を見つけていました。図書館での新聞争奪戦に参加している人はいませんでした。(笑)一昔前は、「退職したら人生は終わり」と考える人も多く、「もぬけの殻」状態で老後を過ごす先輩方を見て来ましたが、やはり時代は変わってきているようで何よりです。「めざせ幸齢者」ですよね。

成田山仙台分院

成田不動明王

 ところで、今西恭晟さんが「貴老の人」という文章を書いていますので、引用します。

魂に響く108の言葉』プロセスコンサルティング

《年齢とともに、肉体は衰えていきます。しかし、年齢とともに、人間的魅力を増し、人間的成熟を深めていく人はたくさんいます。そういう人を貴老(きろう)の人といいます》(藤尾秀昭)

 「貴老」とは、老人を敬っていう言葉です。「老人に対して貴老と呼ぶ。好い語である。老人はいつまでも愚老になってはいけない」と、安岡正篤は語っています。

 貴老であるには、何事にも興味を持つことです。年齢とともに興味が薄れ、学ばなくなっては、愚老になるばかりです。

 愚老とは老いて愚かになることで、これは老のマイナス面でしょう。しかし、老には長年経験を積んで、そのことに熟練するという「老練」「老熟」という側面があります。老のプラス面を深めていく人生でありたいものです。