元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

おひとりさまの老後

 今日は出勤日でした。朝4時から活動しているのに、いつもの昼寝が出来ず四苦八苦でした。(笑)

 お昼は、時間があまりなかったので、寒河江SAで簡単に済ませました。山形といえば、「ゲソ天つき蕎麦」です。

手書き(?)の看板

山形の定番 ゲソ天蕎麦

 ところで、夫婦で老々介護とか施設への入所とかを話し合っていますが、「独居老人の方が幸せなうえ、ボケない」という記事を見つけました。意外や意外ですが、読んでみるとなるほどです。精神科医和田秀樹さんの記事です。

 家族についても、メリットばかりではありません。大家族で孫に囲まれて暮らすのが幸せというイメージを持つ人も多いかと思いますが、高齢者の自殺率は、独り暮らしの高齢者よりも、家族と同居する高齢者のほうが高いことが知られています。

 また、福島県の調査では、独り暮らしの高齢者の自殺者は全体の5パーセント以下にすぎず、ほとんどが家族と同居していたことが明らかになっています。

 その理由について、「介護や看護をさせて申し訳ない」「家族に迷惑をかけて心苦しい」といった心理状態なのではないかと推察されます。

 独り暮らしの孤独からうつになる人はいるし、自殺する人もたしかにいます。でも、独り暮らしだからといって孤独とはかぎりません。自分にとって居心地のいい空間をつくりあげ、近所の人と交流しながら暮らすのは、それはそれで満ち足りた毎日だといえます。

 独り暮らしの高齢者のほうが認知症になりにくいし、進行も遅いのです。現代では、むしろ理想的な姿なのかもしれません。家族と暮らせない老後は可哀想という固定観念は捨てましょう。家族との同居こそ、デメリットになっている場合があるのです。

 確かにそうですよね。家族に迷惑をかけて心苦しいというのは確かにあります。ぴんぴんコロリが理想ですが、そうでなくなった場合は、おひとりさまの老後がいいのかもしれませんね。