今日は、村民総出の「日光唐辛子収穫日」でした。汗が出るくらいの気温で、気持ちのいい一日でした。野菜たちもぐぐん成長しています。
ところで、人間の悩みの大半は、「自分の思うとおりにならない」からです。(笑) 特に職場や家庭の人間関係の悩みが深刻です。心地よい人間関係を長く続けていくにはどうすればよいのか。エッセイストの松浦弥太郎さんは「一人でいられる自分をつくる。人と群れないことで、さまざまなストレスは減っていくし、自分を見失わず、心がおだやかな状態を保って築く人間関係のほうが、長く続いていく」と言っています。
抜粋して引用します。
・・誰でも子どものころには、自分の気持ちに蓋をして、無理やりグループに属したり、大勢の意見に合わせようとしたりしてしまいがちです。教室で、一人でいると「かわいそう」と思われるから、できるだけ群れようとしてしまいがちです。けれども、大人になると、一人でいることは、かわいそうなことでも恥ずかしいことでもないとわかります。
他人と群れずに、適度な距離感を保つことで得るメリットは、心をおだやかにできることだけではありません。ひとに対し、誠実な態度を取れるようにもなります。ここちのよい距離感を保つことで、さまざまなストレスは減っていくし、自分を見失わず、心がおだやかな状態を保って築く人間関係のほうが、長く続いていくのです。
・・僕は、どんなに仲良しだとしても、そのひとに対して「大きな期待」をしないということを、いつも心がけるようにしています。
そもそも「期待」って、とってもわがままな感情だと思いませんか。
勝手に、そのひとのことを持ち上げて、このひとなら、自分の望み通りに動いてくれるはずだ、それどころか、自分が望んでいた以上のパフォーマンスをしてくれるはずだ、と思い込んではいないでしょうか。そういうことは、とてもおこがましいことだと僕は思うのです。「おこがましい」というのは、自分勝手だ、と言い換えることができるかもしれません。
あなたは、僕が「大きな期待をしない」などというと、なんだかすごく冷たい印象を抱くかもしれません。
でも、僕は、自分が冷たい人間などとは思っていません。むしろその逆です。「大きな期待をしない」という気持ちにたどり着いたのは、人間関係のストレスの多くは「期待」が原因であり、その期待とは、あまりにも一方的だと気づいたからです。
誰でも、悪気がなくても失敗することはあります。僕だって、なんとか自分なりによりよい生き方をしていこう、心地よい生き方をしたい、とは、いつも思っています。
でも、どう考えても、僕自身、完璧な人間ではないし、そもそも完璧な人間など、どこにもいるはずがありません。「誰もがみな、不完全である」ということを、前提にしておかないと、いけないのです。