元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

人間関係に回避的になっている若者。

 今日は午前中、月一の「農学講座」でした。今年の猛暑で、異常に害虫が発生したので、「なるべく使わないで、効果のある農薬の使い方」を教わってきました。冬の間は、ほぼ無農薬ですが、さすがにこの季節は大変です。「デンプン」等を使った人間の身体には無害の殺虫剤もあるとのこと。これですね。

 終了後、近くの食堂に行きましたが、なんと「山形の冷たい肉蕎麦」がメニューになっていました。先般、名取市でも提供しているところがありました。宮城県でも「山形の冷たい肉蕎麦」が近頃市民権を得てきているようです。山形県河北町発祥の「冷たい肉蕎麦」。有名になって何よりです。(笑)

農学講座資料。大変参考になります。感謝。

宮城県でも市民権を得た? 山形の冷たい肉蕎麦

 ところで、先日軽トラの定期点検案内の「往復はがき」が来たので、予約の返信をしました。が、希望した時間で予約できたのか返事がなかったので、当日の朝、受付で担当者に「今日は大丈夫だったの?」と聞いたら、笑顔で「大丈夫ですよ」とのこと。「なら、連絡くれよ」というのをぐっとこらえて、私も笑顔で「そうなの、良かった」と返しました。(笑)

 そういえば、あまり他人とコミュニケーションをとりたくない若者が増えているような感じがします。仕事上でも、できるなら他人と関わる時間を減らしたいのかもしれませんね。

 心療内科医の鈴木裕介さんがその著書の『心療内科医が教える本当の休み方』(アスコム)の中で、こんなことを説明しています。抜粋して引用します。

・・・他人を頼ったり深い関係を築いたりすることに対して、否定的にみてしまうため、「自分は人間としてどこか欠陥があるのではないか」という疑念を持ってしまう人も少なくありません。こうした人たちに詳しく話を聞いてみると、対人関係、とりわけ親子やパートナーといった親密な関係性の中での傷つき体験があることがとても多いのです。

 そのような経験の積み重ねにより、他人のことを基本的には脅威きょういだと考えていて、なるべく他人との距離をコントロールしたいのです。つまり、「防衛的に」あらゆる人間関係に回避的になっているわけです。

・・・社会や人間関係に対して、安全・安心の感覚を抱くことができず、対人関係に悲観的になり、回避的にならざるをえない。他人にも社会にも、そして自分に対しても、執着をせず、異様なまでに「あきらめがいい」。周囲に期待しないので、振り回されもしない。そのかわりに、未来に希望も見いだしにくい。

 ・・・これでは、内に籠ってしまって、「うつ」になる可能性高くなりますよね。