今朝は怪しい太陽が、「暑くなるぞー」と元気村を照らしていました。予定通り、殺人的な暑さで、とても作業できるような状態ではありませんでした。(恐)
ところで、仏教というと面倒な戒律で、あれやっちゃダメ、これやっちゃダメと縛られ、訳の分からないお経を理解しないとダメみたいなイメージがありますが、明治大学の教授の齋藤孝さんが、そうじゃないよと言っています。ふ~ん。なるほど、「人間は煩悩で苦しむのだけれど、とらわれない心があれば、楽しく生きられる」ということなのだと思います。
ブッダが目指す「大いに楽しく生きる」生き方
仏教と言うと、煩悩を滅して欲をなくすという教えですから、えてして人生の楽しみとは無縁のようなイメージで捉えられがちです。
しかしブッダの言葉を読むと、それが誤解だと分かります。
・悩める人々のあいだにあって、悩み無く、大いに楽しく生きよう。悩める人々のあいだにあって、悩み無く暮そう。(『真理のことば』198)
・貪っている人々のあいだにあって、患わずらい無く、大いに楽しく生きよう。貪っている人々のあいだにあって、貪らないで暮そう。(同199)
・つまらぬ快楽を捨てることによって、広大なる楽しみを見ることができるのであるなら、心ある人は広大な楽しみをのぞんで、つまらぬ快楽を捨てよ。(同290)
大いに楽しく生きる。それがブッダが目指す生き方なのです。
ただ、本当の楽しみとは欲望にまみれ享楽的に生きることではありません。それは苦しみや争いの元になってしまう。
そうではなくて、欲望や執着を離れることで、本当の安らかで自由な喜びと楽しみがある。
深刻で気難しい顔をして暮らしなさいなどとは、ブッダは一言も言っていません。「2割ブッダ」を意識しながら、自由で楽しい境地を探っていきましょう。