元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

楽しかった過去の人間関係に安寧を求める

 今日は、朝から雨。晴れそうで晴れない。なんとなく梅雨を思わせるような一日でした。なので、大急ぎで明日の出荷準備をしてあとは休憩です。(笑)

雨の中綺麗に咲く紫蘭

 ところで、「会社を辞めて何してるの?」と、必ず聞かれるので「百笑(ひゃくしょう)です」と答えていますが、「肩書」がないとなんと答えたらいいのか迷ってしまいます。(笑)

 河合薫さんが「肩書」について東洋経済オンラインの中で、次のように書いています。なるほどです。

・・定年後、孤軍奮闘した「古戦場」を訪れたり、その界隈をさまよう人は実に多い。行きつけの飲み屋でママさんが振る舞う手料理や、それをさかなに飲んだくれた常連たちへの懐かしさに加え、かつての人間関係の中に居場所を確認しようと心が無意識に動く。

 人間にはアイデンティティー(自己の存在証明、自分とは何者であるかの自己定義、あるいは自分自身は社会の中でこうして生きているんだという実感、存在意義)を探索する欲求があるため、楽しかった過去の人間関係に安寧を求めるのだ。

 ところが現実は残酷である。「昔の肩書にしがみつく元上司」「会社にしがみついているくせに文句ばかり言う元エリート」

元部下に仕事の指示をしてうるさがられる役職定年社員」などを見るにつけ、「あんなふうになったらおしまいだ」と自分を戒める。

 ところが自分も………肩書に惑わされていた。過去の人間関係に居場所を求めた自分が、滑稽でたまらないのだ。