今日は、講話の依頼があり、福島県下郷町の「不動桂」というパワースポット経由で、会津若松市まで足を運びました。
「不動桂」は、高さ 38m、幹周 16m、樹齢は推定360 年にもなるそうです。その根元に不動明王が祀られており、空気がピンと張って、なんともいえない清浄な空間でした。湧き出る水も大変綺麗で、地元住民の方にも大切にされていました。お薦めのパワースポットです。
ところで、元春日大社宮司の葉室頼昭さんによると、パワースポットに行って奇跡的な体験をしても、すぐ元に戻ってしまうと言ってます。(笑) まぁ、そりゃぁそうですよね。残念ながら葉室さんに、1票です。(笑)
引用します。
神道の修行というのは、難行苦行のお話でもありません。全て心の世界のお話です。ですから、どこそこの神社や仏閣に行ってお参りしなさいとか、ご祈祷を受けなさい・・などもありません。日々の生活の中で行うものです。
ですが、それは、
・目に見える形があるわけでもなく
・日常生活とかけ離れた特別のことをするわけでもなく
簡単そうに見えて、一番難しいことかもしれません。
神様が置いてくださった、
・今の環境の中で、
・今の人間関係の中で
自分の心を整え、綺麗にし、洗心することだからです。
目に見える派手な奇跡やお金を払い、何処かの誰かの、凄い力に頼ることの方がよっぽど楽かもしれません。ですが、良くなった、好転した、幸せになった。というのも、一時のことではないかと思います。
なぜなら、私たちは、目に見える世界に生きているようで、本当は自分の心の世界に生きていますから、自分の心が変わらない限り、どのような外部からの力で、方向転換されようとまたすぐに、もとと同じ心が頭をもたげ、同じ現象を引き寄せてしまうからです。
「神道の修行」とは、その心を清浄にするための、日々の心の持ち方の修行です。