元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

日光に当たる時間を長く持つ

 今日は朝から太陽が雲で隠され比較的過ごしやすい一日でした。

   ところで、5月3日に現役村民が「カルビーの懸賞」で当てたジャガイモを食べるのを忘れ、芽が出てしまったということで、元気村に持ち込んできました。せっかくなので、種類は不明で、シワシワでしたが、植えてみたところ見事に「芋」になりました。素晴らしい!!

今朝の気温は19℃でした。

採ったぞー

提供者とは別の現役村民がチャッカリ食べてしまいました。

 再度ところで、精神科医和田秀樹さんがその著書『死ぬまでひとり暮らし 死ぬときに後悔しないために読む本』(興陽館)の中で60歳を過ぎたら、「日光に当たる時間を長く持つ」ことを提唱しています。抜粋して引用します。

 でも、そうなんですね・・。現役村民の皆さま、退職したら元気村で太陽にあたりましょう!! 草取り作業がみなさんをお待ちしています。(笑)

60歳を過ぎると、不安やストレスが強くなり、人生の楽しみや喜びを見失ってしまう人がいます。これは「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが加齢とともに分泌されにくくなるためです。

また、歳をとってくると、脳において感情をコントロールする部位である前頭葉の萎縮も進み、感情が衰えてきます。

こうした脳の構造的な変化に加えて、定年退職や愛する家族、ペットなどとの別れ、食欲低下や便秘、不眠などのちょっとした身体的不調が重なると、人は幸福よりも不安やストレスを強く感じ、悲観的な考えになりやすくなります。

放っておいては、うつ病に進行しかねません。

そこで重要になってくるのが、外出や旅行から得られる刺激や喜びです。

これから先、体と脳は確実に老いていきます。それでも、心だけは、自分次第でいくらでも若返ることができるのです。長年、多くの高齢者を診てきた私だから断言できることです。

60歳からの人生に心の健康より大事なものはありません。

どんどん外出しましょう。特に「日光に当たる時間を長く持つ」といいでしょう。

人間は、日光に当たることで、セロトニンが脳内で多く分泌されることが分かっています。天気のいい日に散歩をするのもいいですし、軽いスポーツやガーデニングもおすすめです。

望んだ場所に旅行に行けば、新鮮な発見や刺激が得られ、前頭葉が大いに活性化されます