元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

前頭葉を使って楽しい人生を送る

 今日は、「そうだ!!  暮らしのダウンサイジングを始めよう!!」と、いうことで、まずは格安スマホに切り替えをしました。でも、ランチは1100円の会津味噌ラーメン。ラーメンのダウンサイジングは無理でした。(笑)

会津らーめん最上の会津味噌ラーメン まいう~

 ところで、精神科医和田秀樹さんが、人の老化は「知力」や「体力」よりも、まず「感情」の衰えから始まると言っています。

和田秀樹著:『老いたら好きに生きる』(毎日新聞出版

感情の老化とは「やってみよう!」という意欲やギラギラした欲望、新しいものを生み出す発想力、柔軟性、機動力などが低下する状態を指します。人間の脳の中で真っ先に縮み始め、機能が低下するのが感情をつかさど前頭葉です。早い人では40代から萎縮が画像で目に見えるようになります。ただし、記憶力や体力の衰えと違って前頭葉の機能低下は気づきにくい。これまでやってきたルーティンの仕事は、特に考えずともサクサクこなせるため自覚しにくいのですが、放っておくと、いずれは新しい物事や突発的な出来事への対処が苦手になっていきます。徐々に感情が老化し、気づいたときには脳も体も見た目も、すべてがどっと老けてしまっているのです。

・・・なのだそうです。なので、次のような対策を勧めています。

たとえば、普段行かない店で食事をする。ランチで入る店を毎日変えてみる。普段読まない著者の本を読んでみる。保守系の雑誌しか読まない人は、リベラル系の雑誌を読んでみる(もちろん、逆も同じことです)。

料理で冒険するのも前頭葉を刺激します。新しいレシピを試したり、珍しい食材を使ってみたりするといった具合です。

 そもそも、日本人はあまり前頭葉を使わないそうです。

海外では、大学に入ると教授にけんかを売るような人が優秀とされますが、日本ではノートを一生懸命とって教授が言った通りの内容をテストで書く人が優をもらう傾向があります。会社でも新奇なことをやる人より、上司の言うことを聞く人のほうが出世しやすいようです。

要するに、これまでの人生で前頭葉を使ったことがない人が圧倒的に多いのが、日本という国の特徴だといえます。

 昔の自慢話を延々と話したり、図書館で新聞の争奪戦を繰り広げたりして、老害と呼ばれないためにも、前頭葉を使って楽しい人生を送る「幸齢者」でありたいものです。(笑)