元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

今あるものに目を向けてみてください。

 今日は早々と農作業をあきらめ、「そうだ!! ふきのとうを採りに行こう!!」ということで、春の里山を満喫してきました。

 黄砂がちょっと気になりましたが、青麻神社にも参拝出来て、いい休日(もう一年中休日ですが・・)でした。シアワセですね。(笑)

天麩羅でいただきます。

青麻神社

境内の梅の花

 ところで、肘井学さんがその著書『10代のきみに読んでほしい人生の教科書 豊かに生きるための33のヒント』(KADOKAWA)で、「幸せは気づくもの」と書いていました。抜粋して引用します。

・・幸せというのは、「なる」ものではなく、「気づく」ものだからです。私も若いころは、何かをしたり、手に入れたりすると、幸せになれるものだと思い込んでいました。良い大学に入れば幸せになれる、立派な職業に就けば幸せになれる、お金持ちになったら幸せになれる、有名になったら幸せになれる、そう思い込んで生きてきました。

 一方で、世の中を見渡すと、これらの要素が必ずしも幸せをもたらすものではないことが、わかるはずです。良い大学に入っても不幸な人もいます。世間で立派と言われるような職業に就いても、お金持ちになっても、犯罪やスキャンダルに手を染めて、不幸になる人もいます。

 あるいは、かわいい彼女ができたら幸せになれる、きれいな奥さんと結婚したら幸せになれる、子どもが生まれたら幸せになれる、そう思い込んでいた時期もありました。しかし、これらの要素も、必ずしも幸せをもたらすものとは限りません。

 恋人がいても不幸な人はいるし、きれいな奥さんやかっこいい旦那さんと結婚しても、家庭を壊して不幸のどん底に落ちる人がいます。子どもが生まれても、独身時代と比べて自由がなくなったことなどで不幸を感じる人もいます。

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 本当は幸せにもかかわらずその状態に慣れて、当たり前だと思ってしまう傲慢さを打ち破る唯一の方法は、今の有り難さに気づくことです。「ありがとう」という言葉はもともと「有り難い」、すなわち、相手からしてもらったことがめったにない、有り難いものであることを由来としています。今あるものに目を向けてみてください。それらのものは、あなたにとって当たり前ですか?