元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

色を付けるのは私たちの心の捉え方だけ

 雨が降りそうで降らない。結果、干ばつ状態です。(笑) でも、今週末は、台風7号の影響で、雨か降るとの予想。雨は欲しいが、台風はいらない。天気のクレーマーになっています。(笑)

 

雨を降らせろ~!!  台風はいらないぞ~!!

 今日は、夏真っ盛りですが、秋冬野菜の播種作業を行いました。キャベツ、白菜、ブロッコリー、秋キュウリ等、温暖化ではなく「沸騰化」の気候に、不安をかんじながらの作業でした。(笑)

 

 ところで、「雨が降ったら幸せになれる」と思っている自分がいます。他に依存する心を持った人が「こんなはずじゃなかった」状態になったときに、挫折し、苦しみ、愛するものも憎しみの対象に変わってしまうと、渡辺和子シスターが言っています。なるほど、自然の恵みと感謝していた自分が、天気のクレーマーになっていますので、納得です。(笑)

・・「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきても、そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をして欲しいのです。
 どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

 現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。いい出会いにするためには、自分が出会いを大切にして育てなければなりません。思い通りにならないことを経験した時、心にポッカリ開いた穴から、これまで見えなかったものが見えてくることがあります。

 希望には叶わないものもありますが、大切なのは心に希望を持ち続けること。相手を信頼するのは98%にし、あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておくこと。
 「ていねいに生きる」とは、自分に与えられた試練に感謝すること。私たちは、神さまが置いて下さったこの場所で、たとえ辛く苦しくとも、幸せを見つけることが出来ます。神さまは、「その場所で幸せを見つけるのですよ」と、私たちを、今の場所に置いて下さいました。
 辛い日々は、必ず笑える日につながっています。目の前の現実は変えられません。ですが、その起きている現象には、本当は「良い」も「悪い」もないのです。全てニュートラルの形で現象は起こっています。そこに「良いこと」とか「悪いこと」と色を付けるのは私たちの心の捉え方だけです。

 そして実際は起きている現象全て、私たちの魂の成長のために、目の前に現れてくれています。私たちが、それに気付き感謝して受け入れた途端、その現象は、もはや役割を終えたわけですから、目の前から消え、記憶のかなたに忘れ去られてしまうでしょう。私たちの人生はその事の繰り返しです。

 ですから、どんなことが目の前に起きても、心配せず、しっかり受け入れて、感謝しニコニコ笑っていれば、それで良いのです。それがブッダが教えてくださった「般若心経」の真髄です。