元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

「ライスワーク」と「ライフワーク」

 今朝、5時前には起きて、畑に行く予定でしたが、とにかく眠くて、30分寝過ごしてしまいました。なぜこんなに眠いのか、わかりませんでした。が、よくよく考えると、出勤日に限って眠いことを発見しました。(笑)

 えっ、どういうこと? と考えていたらこんな記事を発見しました。みらいワークス代表取締役の岡本祥治さんの言葉です。

 世の中には大きく分けて、2種類の「仕事(WORK)」が存在すると私は考えています。「ライスワーク(Rice-WORK)」と、「ライフワーク(LIFE-WORK)」です。

 前者を直訳すると「米の仕事」。つまり、「日々の食料を得るための仕事」「生活のための仕事」です。当然ながら人が生きていくためにはお金が必要です。家賃を払い(家を買い)、食糧や日用品を購入し、自分(や家族)が安心して暮らしていけるだけの収入――それを賄うための仕事を、仮に「ライスワーク」とネーミングしましょう。

 では、「ライフワーク」(人生の仕事)とは何でしょうか。一口で言えば、「夢や自分の好きなことを追い求めるための仕事」です。天職、生きがい、やりがい、自分の人生を賭けるに値する仕事と言ってもいいでしょう。他人から「もっと稼げる仕事が他にあるよ」と言われても、「いや、自分はこれをやりたい、極めたい」、心から「やりたい!」と一点の曇りもなく突き進める仕事のことを、「ライフワーク」と呼びます。

・・・特にシニア層は定年後に「ライフワーク」を求める傾向にありますが、これは決して、誰かから与えられるものではありません。上司から与えられた仕事をこなすだけの能力ではなく、自ら創造し、提案し、付加価値を与えられる業務スキルがなくては、「ライフワーク」を実現することもできなくなっていくでしょう。果たして自分のしている仕事はどちらなのか、今から理解しておくことが大切です。むしろ、それを考えていないこと自体がリスキーだと悟ったほうがいいかもしれません。

 この作業こそが、「人生100年時代」の働き方におけるポートフォリオ制作として、後々重要になってくるからです。「ライフワーク(LIFE‐WORK)」をつくるための方法もちろん、「好きを仕事にする」が簡単ではないことは、私も重々承知しています。家族がいるのに、「ライスワーク」を投げ出して、「ライフワーク」に一気にシフトすることもできません。子どもの教育費がかかる時期に、自分の一存で仕事を変えることに躊躇する気持ちも理解できます。「分かっちゃいるけど、そこまで思い切ることはできない……」というのが多くの人の正直な感想ではないでしょうか。

 ・・・いわば生活のための仕事と、自己実現のための仕事――この2つはどちらがより偉くて高尚だというものではありません。人は生活の糧を得るため、家族を養うために働かなくてはなりません。その意味では前者は必要不可欠。この部分を抜かして理想を追い求めるのは本末転倒です。

 ただ私は、人間がより幸福に生きるためには、後者の「ライフワーク」要素も非常に大切だと考えています。毎日「生活のために働かなきゃ……」と暗い気持ちで出勤するのと、「さあ、今日はどんな面白い仕事が待っているかな」と胸をワクワクさせながら朝起きるのでは、当然後者のほうが、人生の張り合いにつながります。 

 なるほど。私の場合は、ライフワークは、「元気村」を探し当てましたが、ライスワークは週2勤務の時給制契約社員となりました。これじゃぁ、中途半端で出勤拒否したくなるのも当然ですね。(笑) 

 

出勤拒否(笑)