元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

「お蔭様」と「今日様」

 昨日の夕方、「抜糸」してもらおうと思って病院に行きました。「順調ですね。でも、毎日使う場所だから、抜糸はまだ早いですね。来週また来てくださいね」とのこと。残念。(笑)

 と、いうことで今日は午後から雨予報ということなので、午前中勝負でネギの植え替え作業を行いました。昨日の鍬疲れ(笑)も残っていますが、一畝終了後に雨が降り出し、ナイスタイミングでした。(笑)

なかなか面白い「蔦重の教え」

 ところで、昨日も掲載した車浮代著「蔦重の教え」(双葉文庫)の続きです。なるほどそう思います。蔦重の教えに1票です。(笑)引用します。

日本には古代から、「八百万の神々」信仰がある。

お天道様を始め、火や水や木や米など、万物に神様が宿っているという多神論だが、「お蔭様」に感謝するということは、目の前にいる人だけでなく、その人を形成した親や先祖、八百万の神々に感謝するということで、「今日様」に感謝するということは、この瞬間から始まる未来に感謝するということだ。

「お蔭様」と「今日様」。

これらは、現代に生きる日本人が一番失くしてしまった感覚ではないだろうか。

今や人の恩に対してさえ感謝できない人間も多いが、「お蔭様」への意識があれば、水や空気を汚していいとは思わなかっただろうし、「今日様」を意識すれば、引きこもりやニートが存在する社会にはならなかったはずだ。