元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

天分を活かす

 やっと暖かくなってきて、庭の梅の花もほころびはじめました。まもなく農作業も本格化します。今月末は、手始めにジャガイモの定植を予定していますが、果たして「抜糸」は間に合うでしょうか。(;^_^A

 農家の仕事は毎年チャレンジングで、楽しいですよね。(笑)

(祈)梅の実大量収穫

 ところで、2025年のNHK大河ドラマは「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」だそうです。江戸の「メディア王」として時代の寵児ちょうじになった蔦屋重三郎の物語ですが、車浮代さんが書いた「蔦重の教え」(双葉文庫)から、仕事についての蔦重さんの考え方を引用します。蔦重さんに1票です。(笑)

「私が料理人に? でも、私は・・・」

「まずは聞けや。てめえの道をてめえで塞いでどうする?  "でも"とか"しかし"なんて言っている奴は金言を逃すし、人様に可愛がってもらえねえぞ。知ってる話や納得できねえ話でも、ひとまず"なるほど"って聞いてから判断したって遅くはねえだろうが」

「なるほど」

「そう、それだ。俺の話を聞く気になったか?」

「はい。教えてください」

「よし。・・・てめえが好きでやってる仕事が人に喜んでもらえるなんてよ、こんな目出てぇことはねえと俺は思うぞ。それこそ天分を活かす、ってやつだ。俺が版元なんて商売を始めたのも、てめえの好きと、人様を驚かしてえ、喜ばしてえって気持ちが合致したからだ」