元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

ベンジャミン・フランクリンのキツーイ一言

 今日は真面目に、たい肥を畑に散らす作業を腰をさすりつつ勤しみました。冬の間に、すっかり身体もなまってきたようで、体重も1kg増えました。まぁ、寒いときは脂肪が必要なので、良しとします。(笑)

すべて「人力」の作業です。(笑)

 ところで、集英社のサイトに、あの羽田空港の事故の当事者である吉沢明子(仮名)さんの投稿記事が掲載されていましたので引用します。自分のことを良く観察していますし、自分ことを良く知っています。

 たいしたもんだなぁと感心します。特に最後の、「自分の浅はかな知識で発信するのは危ないと思っている」は、今どきのSNSの炎上騒ぎに対する戒めだなと受け取りました。(笑)

 「恐怖で足がガクガクと震え、人生で初めて本気で『死ぬかもしれない』と思うと涙がこぼれました。でも隣に座っていた若い男性と女性が『大丈夫!』と声をかけてきて、手を握ってくれました。しかも男性はマスクをくださいました。周囲でも、落ち着くよう諭し励ます声も多く、こんな場面でも立派な方がたくさんいるのだと感動しました」

 「後方の席だったので、席を立って通路を走るまで5分以上かかったように思います。私たちの席の番になったとき、隣に座っていた若い男性が手を引いて列の前に入れてくださり、感謝でいっぱいです。他にも高齢のご夫婦が若い人たちに避難路を譲っていたのも印象的でした。避難口までの道のりは本当に長く感じましたが、乗務員の方が足元を照らし続けてくださり、冷静に指示を出している姿に励まされました。外に出た後も機体が燃え続けているにもかかわらずシューターの下に残り、手を貸してくださる方がいて本当にすごいと思いました。今回の事故を通して私は人の温かさや立派さというものを感じたのです」

 「私は無責任な発言はしたくないので基本的にSNSでは発信しません。世の中には自分よりも見識のある専門家や頭脳の優れた人はたくさんいるわけで、自分の浅はかな知識で発信するのは危ないと思っているからです」

 さいごに、もうひとつ。ベンジャミン・フランクリンのキツーイ一言です。(笑)

《どんな愚か者でも、他人の短所を指摘できる。 そして、たいていの愚か者が、それをやりたがる。》