元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

優越的なマネジメント

 昨夜から今日にかけて、とんでもない強風でした。ビニールトンネルもマルチも次々に剥がされましたが、風が強いため修復作業もできません。あきらめて、明日作業することにしました。(´;ω;`)ウゥゥ

 ハウスの中は平和で、大根が順調に育っています。( ´∀` )

踊るビニールマルチ

雪にも雨にも風にも負けない大根

 ところで、昭和の上司は情報を独り占めにして、小出しにしながら優越的なマネジメントをしていましたが、今は、SNS等で部下の方が情報をいっぱい持っていることもあり得るので、なかなか大変です。(笑)

 でも、組織全体のレベルアップのためには、その方がよりベターなのだと思います。しかしながら、上にとっては危険な考え方ですから、全力で阻止したくなるかもしれませんね。(笑)宮城谷昌光さんの「孔丘」から、引用します。

・・上の者が学ばなければ、下の者が上をしのぐようになる。すると国も家も、乱れることになる。閔子馬(びんしば)はそういい、さらに、学は殖であり、草木を植え育てるようなもので、学ばなければ、草木が枯れていくように、零落する、といった。

・・「はあ・・」孔丘はあいまいな返事をした。なるほど学は殖なりとはすぐれた表現であるが、気にかかったのはそのことではなく、下の者が上をしのぐと乱になる、という考え方である。

 孔丘は、人も家も国も、底力をそなえたいと思っている。・・魯(ろ)に必要なのは精神力である。その力を倍加するためには。貴族の下にいる者たちが知識をたくわえ、礼法を理解して実行するのがよい。・・上も下も学べば、なんら問題はなく、理想的な国家になる。