元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

 昨日は、「多羅葉の会」の年次総会に出席してきました。65歳の私が最年少のコミュニティグループです。(笑) ただ、手紙文化・文字文化を伝えるワークショップを地道に実施している組織ですので、これまで活動してきた諸先輩方には敬意を表します。あまり目立たない活動ですが、参加した子供たちや児童館のスタッフさんたちには喜んでいただいています。地道にコツコツは大事だと思います。

年賀状の書き方ワークショップ

 また今日は、氏神様と菩提寺の清掃奉仕活動に参加してきました。これまた地道な活動ですが、終わった後の「自己満足」が最高です。(笑)

氏神清掃

菩提寺清掃

 ところで、新しいことを始める時、新たなサークルに入るときは、緊張しますし、慣れるまでが大変です。精神科医斎藤茂太さんが、「ゆっくり人間関係を作っていけばいい」と言っています。

「ゆっくり力」でいい人生をおくる (ディスカヴァーebook選書)

新しい集まりに入っていくのは勇気がいる。 

たとえば趣味で絵手紙を習いたいと思って、絵手紙の会に申し込む。

知り合いは誰もいない。

そんなとき、最初に顔を出す日は緊張するだろう。 

行ってみると、みんな親切にはしてくれるが、どこかよそよそしい。

他の人はすでにいっしょにやっている仲間なので、親しそうだ。

休憩中に、 「そうそう、このあいだのことなんですけど・・・」 と、あなたの知らない話をしている。 

あなたは、誰と話していいのか、自分は歓迎されているのかどうか、ちょっと不安になる。

ひとりだけ、みんなの中にとけこめない、疎外感。

もぞもぞして居心地が悪い。

転校生のような気分になる。

帰りがけには、 「またきてくださいね」 と、どの顔もニコニコいってくれるのだが、家に帰ってくるとぐったりする。 

「次回はどうしようかなぁ。やっぱりやめようかなぁ......」 

ここでやめてしまうか、次回も「えいやっ」とでかけるか。

これで人間関係の広がりに差が出てくる。 

 

最初はなんだかとけこめず、仲間はずれのような感じがしても当たり前ではないか。

向こうも初対面の人には礼儀正しく、遠慮がちにふるまうものだ。

新参者のあなたに、すぐにはなじめず、とまどいながら仲間になろうとしているのだ。 

焦る必要はない。

少々居心地が悪くても気にせず、二回目、三回目とでかけることをすすめる。

そのうちに、あなたがそこにいるのが当たり前になってくる。

とけこんでくる。

そして、いつかあなたも何年来の仲間になるのである。 

最初からとけこむことを期待しない。

ゆっくり親しくなって、ゆっくり人間関係を作っていけばいい。