元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

細菌や微生物、寄生虫の効用

 今日は、♬燃える男の~赤いトラクタぁーで耕運しました。予定では、「たい肥」を搬入してからでしたが、なんと、たい肥の搬入業者さんが病気で入院ということで、退院が来年1月~2月になるとのこと。病気になって仕事もなくなっては大変ですので、退院まで待つことにしました。(笑)どうぞ、お大事に。

とりあえず、耕運しておくことにしました。

 ところで、外で仕事をしていると「吹き曝し」なので、ゴミをたくさん吸います。(笑) 力仕事の時は、なおさら呼吸が深くなるので、たぶん正体不明のゴミを大量に摂取?していると思います。(笑)

 齋藤孝さんがその著書『雑菌主義宣言!』(文藝春秋)の中で、「細菌や微生物、寄生虫のなかにある成分がアレルギーを抑えていることが判明している」と説明しています。農作業は健康にいいみたいです。(笑) 抜粋して引用します。

・・南ドイツで、農家とそうでない家庭の子どものアレルギー比率を調べたところ、農家で家畜と触れ合っている子どもは、アレルギーが非常に少ないことがわかったという。

 そこで、それぞれの子どもたちの家の埃を集めて細菌成分の量を調べた結果、農家には「エンドトキシン」と呼ばれる成分が多いことが判明した。エンドトキシンはいったい何に含まれているのか。 

 最大の発生源は家畜の糞だそうだ。乳幼児期にエンドトキシンをたくさん浴びていると免疫ができるが、浴びずに育つと免 疫システムが成熟できず、アレルギー体質になりやすいらしい。 

 燃料に家畜の糞を利用しているモンゴルでは、アレルギーの子どもがほとんどいないという。コアラの赤ちゃんは、お母さんのウンチを舐めることで、ユーカリの葉の毒素に対する 抗体を手に入れる。 

 感染免疫や寄生虫学に詳しい藤田紘一郎さんは、四十年以上前からインドネシアボルネオ島のジャングルの住人たちの健康を観察しつづけているという

 糞便の混ざった河水を生活用水にするなど不衛生な環境。調べると、全員が寄生虫をもっている。栄養も充分に摂取できているとは言えない。にもかかわらず、住民の健康状態はよく、子どもたちの肌もつるつる。おまけに、アレルギー疾患をもっている人は一人もいない。 

 研究の結果、やはり細菌や微生物、寄生虫のなかにある成分がアレルギーを抑えていることが判明しているそうだ。