元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

家族が笑顔を見せず、不機嫌だ。

 昨日は出勤日でした。東北大学の今村文彦教授の講話がありました。今村先生は、「津波工学」を研究なされていて、津波被害軽減のための様々な活動を行っている方です。講話の中に、仙台東部道路津波の防波堤となり、被害が軽減されたという話が出てきました。確かにそのとおりでした。が、自宅はその仙台東部道路より海側にあったので、全壊でした。(笑) まぁ、内陸側の人たちの被害が軽減されて何よりです。(笑)

 

 

 ところで、10月25日のブログに、「好意の返報性」ということで、重要なのは、先に「悪意」を引き下げて、「好意」を差し出すのは、自分でなければいけないということです。と掲載しましたが、同じような趣旨で、小林正観さんも説明していたので引用します。

小林正観著:『脱力のすすめ』(イースト・プレス)
 これまでの人生で12万件の人生相談を受けてきました。今までは、自分の問題の相談ごとが多かったのですが、最近は、他人の問題を挙げる人がとても多くなりました。
 他人の問題とは、「夫が…」「妻が…」「姑(しゅうとめ)が…」「舅(しゅうと)が…」「子どもが…」「職場の人が…」「友人が…」といったものです。
 これらは、相談という形をとっていますが、他人が思いどおりにならないと思い、自分以外の人を思いどおりにするにはどうしたらいいかと言っています。
 自分が笑顔でないのに、「家族が笑顔を見せず、不機嫌だ」と言う方が結構いらっしゃいます。ほとんどが「子どもが不登校で…」「家族が楽しそうでない」という話です。相談する方のほうが、とても暗い顔で、まったく楽しそうではありません。
 そのような方に対し、「そう言っているあなたも、楽しそうではありませんね」と言います。すると、理由はさまざまですが、「○○なので、楽しい顔にはなりません」という答えが返ってきます。
 しかし、因果関係がすべて逆です。「上司が厳しい」「子どもが言うことを聞かない」「舅が…」という問題は、すべて相談する側が明るく楽しそうな顔をしていません。口から出る言葉のほとんどが、問題をあげつらうだけの話題ですから、なるべく近寄ってほしくないと思います。近寄ってほしくないので、反発されたり、いやみや厳しい言葉を言われたりして、言われたことを素直に聞こうという気にはなりません。

 いつも明るい顔をして、楽しそうにしていたら、みんなが近寄ってきて、同じように笑顔になっていきます。月曜日はカルチャースクール。火曜日は書道。水曜日は水泳教室。木曜日は料理教室。土・日は友人と温泉旅行へと出かけ、とことん楽しみます。
 目の前に立ちはだかって、暗い顔をしたり、愚痴ばかり言っていたりしたら、相手が笑顔になることはありません。自分自身がいつもニコニコと笑い、毎日楽しそうに過ごしていたら、状況も変わってきます。