元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

釜石大観音を見てきました。

 今日は、朝陽を拝んでから、いざ釜石へ。釜石と言えば、釜石大観音。20年ぐらい前に訪れたときは、なんかくすんでいた記憶があるのですが、すっかりお色直しして、きれいな観音様になっていました。

 駐車料金300円。拝観料500円と、ちょっとお高いイメージですが、高台から見える景色も、とても綺麗で、観光スポットでした。お薦めです。

5時15分の夜明け。

釜石大観音へ登るエスカレーター。意外と高い(長い?)。

釜石大観音。(魚籃観音)

仏舎利もありました。

恋人の聖地の「鐘」

とても綺麗な釜石湾

 ところで、今日の講話で特に力を入れたのは、玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)著の『釈迦に説法』新潮新書の一節です。引用します。

・・「人生とは希望や目標を持ってそれを実現するためのものだ」。確かに子供の頃から、我々はそのように教わってきた。いわば自己実現こそが人生なのだ、と。

・・・これは実は不幸の源ではないだろうか。

・・・目標や希望は持つのが当然であり、その実現に向けて「頑張る」のが、いわば我々が教わってきた儒教的人生観だろう。しかし、この考え方だと、いつまでも完成することはないしピークは永遠に先延ばしにされたままなのだ。ところが実は、あなたはすでに完全なのであり、今こそがピークなのである。それが困難や苦渋に見えても、今はあなたを必要とする声に、なにも考えず応じてみてはどうだろう。応じつつ広がり深まる。そこではこれまで考えられなかった幅広い自己が、結果として実現されていくはずである。

 つまり、「今の状況はいまの自分にちょうどいい状態で与えられるので、何も心配することもなく、力むこともなく、淡々と自分を必要とする人の役に立つことだけを考えればいい。」ということです。

 大自然の法則は、そう出来ているんですよ。と伝えました。(笑)