元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

自分が損をする仕組みになっている

 今日は朝から快晴。さすがに30℃を超えるお昼前後は暑いですが、すぐ涼しくなりました。中秋の名月ということもあり、仙台もやっと秋になったようです。身体がとても楽になりました。これから「農作業の秋」「収穫の秋」「豊穣の秋」が始まります。ヤッホー!!

元気村産「ニンジン」初登場

 ところで、昨日の記事で「親の介護」の話を紹介しましたが、親の介護をめぐって「兄弟喧嘩」になるケースもあります。特に長男のお嫁さんと、長男の兄弟たちの喧嘩は悲惨な結果を招きます。それぞれの「正義」が絶対正しいとして言い合いになるので、気まずい思いが残るだけになってしまいます。

 小林正観さんがその著書「努力ゼロの幸福論」(大和書房)の中で、「正義感を振りかざして怒ると自分が損をする仕組みになっている。」と解説しています。そのとおりだと思います。自分だけが大変と思わずに、「ありがとう」から入ると、もっと助けてもらえるようになると思います。(笑)

抜粋して引用します。

・・人間が怒ったり、腹を立てたりするのは、どこからくるのかというと「正義感」から生じていることが多いようです。

自分が正しくて、相手が間違っていると思ったときに人は腹を立てる。

相手を追及したくて、非を認めさせようと思って「正義感」を振りかざして怒っているのですが、実は誰よりも腹を立てている自分が損をする仕組みになっています。

損得勘定でいうと、あまりプラスにならないことを一生懸命やっている。

キリストの言葉にこのようなものがあります。

「裁く者は裁かれる。裁かぬ者は裁かれない。許す者は許される。許さぬ者は許されない」

投げかけたものが返ってくる。

投げかけたものが自分のまわりを取り囲んでいます。

私は、これまで、「人格」の勉強をしてきた結果、最後まで残る「怒り」「憎しみ」という感情は、実は「正義感」から発生するものであるらしい、ということがわかりました。

「人格者」というのは、正しさを「正義感」でもって振り回している人のことではありません。

真の「人格者」とは、どんな状況であっても、腹を立てない、怒らない、イライラしない。

常に「ありがとう」を言い、常に出てくる言葉が肯定的であり、常に言動で人を和らげ、穏やかにすることができる。