元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

効率的な生き方

 昨夜は強風で何度も目が覚めました。元気村の被害も・・ (´;ω;`)ウゥゥ不織布は吹き飛び、ビニールトンネルは剝がれ、ハウスのビニール紐も切れていました。

 被害の修復・修繕と野菜の出荷の準備等もあり、朝から大忙しでした。どうしたら効率的にできるか考えて、ヘトヘトになりました。(笑)

真ん中の不織布が行方不明(笑)

ハウスのビニール紐が切れていました。

 ところで、何回も取り上げている、アフリカのブンジュ村の出来事を書いた「今日誰のために生きる?」(ひすいこたろう×SHOGEN著:廣済堂出版)の、プロローグに「効率的な生き方」が載っていましので、引用します。

 グサッときました。イタタタタ・・(笑)

・・ショーゲンさんが同居させてもらうことになった家の近所に、ザイちゃんという3歳の女の子がいました。ある日、ザイちゃんはお父さんに「流れ星をつかまえに行きたい」と言いました。もし、あなたが3歳の子から流れ星をつかまえに行きたいと言われたら、どうしますか? その村の大人たちは、全員行くんだとか。

 その日も、1時間半くらい探して帰ってきました。またその翌日も、お父さんたちが探しに行こうとしたので、ショーゲンさんは、さすがにもうやめさせようと「流れ星なんてつかまえられるわけがない」と伝えたそうです。すると・・・。

 「ショーゲン、お前は、流れ星をつかまえに行ったことがあるからそう言っているのか?」と聞かれた。「行ったことはない」と言うと、「行ったことのないやつに言われたくない。お前はロマンとか夢はないのか?」と真面目な顔で言われたそうです。

 「シューゲンは、いつも無駄を省いて、効率よく生きようとしているけれど、無駄とか、しょうもないことの中に、幸せっていうものがあるのに、もったいないなぁ」

 さらに追い打ちをかけるように、こう言われたそうです。

 「効率よく考えるのであれば、生まれてすぐに死ねばいい。人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きてるんだよ。お前の心のゆとりはどこにあるんだ? お前の幸せはいったいどこに行ったんだ?」