元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

誰かを恨んでも、何も解決しない

 昨日、今日と秒単位で動き回っていました。(笑) 忙しすぎて、写真を とることもできず、アップできません。残念。

 何がそんなに忙しかったかというと、福島県富岡町で行われた、「東日本大震災慰霊供養」のお手伝いに行ったからです。

 今日は、北海道、東北、新潟、東京関東から125名の有志のみなさんが、現地富岡漁港に参集し、厳かに供養が執り行われました。帰還困難区域から解除されて初めて行う震災犠牲者の慰霊供養ということで、地元の方々が中心となって、準備にあたり、我々がお手伝いという形で参加しました。

 全町避難を体験されたお二人から体験談を聞かせていただきましたが、東京電力との関係や、被ばくに対する考え方の夫婦のすれ違い等、当事者でなければわからない事情がたくさんあったのですね。

 でもお二人とも、「誰かを恨んでも、何も解決しない」と心に決め、「命があったのだから」「なんとか生活できているのだから」と、ないものに目を向けず、あるもの目を向けて頑張ってきたそうです。

 あれから12年、悲しい出来事にも、なんとか明かりが見えてきたそうです。すごいですよね。リスペクトです。