元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

花を咲かす雨は、花を散らす雨となる

 梅雨です。(笑)これから雨が強くなるという予報なので、冠水しそうな畑に、排水のための溝を作ってきました。

危うし 地這キュウリ

日光唐辛子畑も危うし

 ところで、いつもこの時期になると思い出す言葉が、「花を咲かす雨は、花を散らす雨となる」。

 物事にはすべて二面性があるということですよね。一面だけを見ていると、苦しく辛いことでも、別の面からみると違って見えます。その捉え方、受け取り方によって、病気が消えたという人の体験談が、医師の川竹文夫さんの『幸せはガンがくれた』という本の中にありました。

『幸せはガンがくれた』第12章 ガンがくれた贈り物より

「今,主人も言いましたけれど、ガンになって、本当にその後の人生がバラ色なのですね。…本当に、こんなね、楽しい毎日が来るなんてね、本当にね、いつもどこに行くのも夫婦一緒」

「私、あの時、主人が病気して本当によかったと思いました。ああ、これで、生まれ変われるって。だから今はね、私、主人を子育てしている気持ちでいるんですよ。だから絶えずこう、スキンシップして。勤めに出る時もですね。私、毎日玄関に出ていって『肇さん、行ってらっしゃい』って、こうするんですよ、こう、ね」

安永さんは、恋人が、ひしと抱き合うように、和代さんは、毎朝の儀式を再現してみせる。

「『肇さん、行ってらっしゃい』と言うと、この人、『うん』としか言わない。『うん、じゃないでしょう』と私が言うと、『和代、ありがとう』って、そして出ていくんですよ。本当に幸せですよ。病気する前だったら、「うるさい」って叱られますよ」

「夜、帰ってくる時は、バス停で待ち合わせて、横浜からずっと歩いて帰るのです。手をつないで、夜空を見ながら。そうしますと、ご近所の人が、『あ、安永さん、本当に手つないで歩いてる』なんて」

「主人は『俺の人生、ずいぶんと変わった』って言うから、『よかったじゃないの、よかったよかった』って、ずっと手をつないでね」

…「本当に、娘が微笑ましく思うくらい、いつも一緒です。お風呂も一緒ですし」

「夜、寝る時にもね、お手てをつないで寝るのです」

 やはり、すべて、自分に起きてくる出来事は、「必要・必然・ベスト」であると受け取るとることが人生好転のコツのようですね。