今日は予報どおり朝から雨だったので、「そうだ!! 温泉に行こう!!」ということで、いつもの「コロナの湯」行ってきました。平日ということで、ほぼ貸し切り状態でした。小雨降る中の露天風呂も風情があって格別でした。
お風呂の後のランチは、卸町イオン前の「桜木製麺」さんへ。細麺で好きな味です。牛筋カレーもお薦めです。(笑)
ところで、精神科医の和田秀樹さんが、その著書『「精神医療」崩壊 メンタルの不調が心療内科・精神科で良くならない理由』(青春出版社)の中で、冷たい医師が増えていると嘆いています。
医師だけじゃなく、「冷たい会社の上司」も増えていると思います。まぁ、「個人情報」「セクハラ」「パワハラ」で雁字搦めの上司ですから、冷たくなるのもしょうがないのかもしれません。でも、それでいいわけがありません。和田さんが提唱するように、上司も「心の問題」に前向きに取り組む姿勢・能力が必要であるように思います。精神科の医師もあてにならないなら、なおさら職場の上司の存在価値は絶大です。(笑)
・・心の問題がわからないと、内科や外科の医者も検査数値がすべてとなって、正常範囲から少しでも外れていると、躊躇なく薬を出すような医者になってしまいます。
確かに、血圧値が正常値から外れている人に降圧剤を出せば、血圧値は下がります。でも、その効果は一時的ですから、降圧剤を一生飲み続けることになりかねません。
他方、初診のときに患者さんの話に少しでも耳を傾けたら、「この人の血圧が高いのは、ストレスが多いせいではないだろうか」と気づくことも多々あるわけです。
すると、よほど血圧値が高くない限り、まずカウンセリング的な対応をしてストレスを減らしてあげて、なるべく薬を使わないでいいようにしようという発想が生まれます。
最初は降圧剤でのコントロールが必要であったとしても、ストレスを減らすためのアドバイスを同時に行えば、ストレスの軽減とともに薬物療法は必要なくなります。
医者というのは、そうした見立てができないといけない。検査数値だけでは見えないものがあります。最近はストレスが多いと血糖値が上がることもわかっています。
つまり、医学部の精神科の教授がほぼすべて薬物療法家で占められていることは、日本の医療全体の質を下げてしまうことにもつながるのです。
・・問われるべきは、19歳、20歳の若い受験生の「人間性」ではなく、その判定を行っている面接官の教授たちの人間性でしょう。
そして、どうしても面接をやりたいなら、入試のときではなく、国家試験のときに行えばいいと私は常々提案しています。医学部に入るのは、臨床医だけでなく、研究者もいていいからです。
そうすれば、国家試験の合格率を上げるために、大学側は医学部の授業で心の診療、すなわち精神療法的な教育を取り入れざるを得なくなります。
これは大学にとっても、医学生にとっても、患者さんにとっても、必ずや良い結果をもたらすでしょう。精神医療崩壊を食い止めるきっかけにもなります。