元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

「上手に休む術」を身につける

 天気予報を見ながら、「明日は雨が降る」というときに播種をします。が、最近当たらない。(笑)いつの間にか雨マークが消えています。

(´;ω;`)ウゥゥ

 と、いうことで今日は、午後から水撒きをたっぷり2時間かけてやりました。日曜日には雨が降る予報ですが、今度は台風の影響も心配されます。大自然に毎日踊らされていますが、基本的には「恵み」に感謝です。(笑)

地下水を汲み上げて散水します。

 ところで、昔と比べて長くなった老後を目いっぱい楽しんでいる人が増える一方で、長い老後をもてあまし、自分の気持ちを追い込んでしまい、ついには「うつ病」になってしまう人も増えているのだそうです。

 確かに、世の中に流れる情報は「不安を煽る」ものも多く、「心配のし過ぎ」ということがあるのかもしれませんね。私も毎日天気と格闘しているのでストレスを感じています。(笑)

 精神科医の保坂隆さんが、その著書『お金をかけない「老後」の楽しみ方』(PHP研究所)の中で、高齢者の悩みで一番多い「眠れない不安」について、「心配ない」と解説していました。そうなんだ、安心しました。(笑) 抜粋して引用します。

・・精神科を訪れる患者さんの多くは、「眠れない」「夜中に目が覚めてしまう」などと睡眠に関わる悩みを口にします。心の病と関連していることもありますが、ほとんどは「心配ありませんよ」というケースです。

 高齢になると睡眠パターンが以前と違ってくるので、その変化に不安を覚える人もいるのでしょうが、これも「心配はありません」がほとんどです。

 もっとも顕著な変化は、若い頃は苦手だった早起きが大得意になること。これは加齢により体内時計が変化し、血圧、体温、ホルモン分泌など、睡眠に関わる生体機能リズムが前倒しになるために起こる現象です。

 朝早く目覚めるから、当然、夜は早く眠くなります。だったら早く寝て、早く起きればいいだけの話です。「早寝早起き」は加齢現象によるごく自然な睡眠パターン。高齢者の正しい眠り方なので、気に病む必要はありません。

 加齢にともなうもう1つの変化は、夜中に目が覚めやすくなることでしょう。ちょっとした物音に目が覚めてしまったり、トイレに起きたり……。でも、これも多くが自然な現象なので心配はありません。

 夜、眠っている間はずっと同じ深さで眠り、一定の時間がたつとだんだん眠りが浅くなって、やがて目が覚めるのだと思っている人も多いようです。しかし、睡眠の深さにはリズムがあり、「浅い眠り」と「深い眠り」を繰り返していることが分かっています。

 

・・アメリカの心理学者サラ・メドックは、さまざまな実験の結果、30〜90分程度の昼寝をすると注意力、判断力、運動能力が高まり、五感が冴え、ストレスも軽減し、記憶力が増すと報告しています。

疲れも同じです。

年を取れば、誰でも疲れやすくなってきます。

それなのに「若い頃はこのくらい何でもなかったのに、情けない」と思うから、ますます情けなくなり、気分まで滅入ってしまうのではないでしょうか。

「老いぼれだと思われたくない」と歯を食いしばって頑張ってみたところで、後でどっと疲れが押し寄せ、状況が悪化するだけです。

まだまだ頑張ろうという気力はすばらしいと思いますが、もっと頑張りたいなら、なおのこと、ちょっとの時間に「上手に休む術」を身につけるほうが賢明です。