元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

危機意識と不安は紙一重

 今日は農作業が一段落したので、来週6月29日に開催するある組織のリーダー会議の運営方法について、事前の打ち合わせを行いました。

 その組織は、ご多分にもれづ少子高齢化の影響をまともに受けて、組織が縮小、消滅の危機にあります。これまで様々な対策を行ってきましたが、なかなか好転しません。危機感・当事者能力の欠如等が考えられますが、伝える上部組織としての問題もあったのだと反省しています。

ランチは五目焼きそば。まいう~

 コンサルタントの井口嘉則氏がその著書『リーダーのための人を動かす語り方』(日本能率協会マネジメントセンター)で「危機意識を語る一方で、不安を煽ってはいけません。危機意識と不安は紙一重なのです。」と解説します。なるほどです。抜粋して引用します。

・・危機意識を語る際に、注意してもらいたいのは、不安を煽ってはいけないということです。人間不安になると、突かれた亀のように手・足・首をすくめて、動かなくなってしまいます。危機意識の語りというのは、本来、聞き手を今いるタコ壺から飛び出させるために行うものですから、危なそうだから今のままタコ壺に潜んでいようと思われたら大失敗となります。

 

 不安と危機意識は紙一重の違いです。危機意識は、やばいと思って飛び出させなければならないのです。そのためには、「どう考え行動したらよいか」の方向付けが必要になるのです。つまり出口をガイドするわけです。「あっちに向かって出ろ!」という方向づけです。 

 なるほどですよね。「あっちに向かって出ろ!」という具体策を的確に示さなかったのが原因だったのかもしれません。深く反省して、6月29日のリーダー会議に臨みたいと思います。

 その会議の結果をもって、翌日6月30日に北海道の札幌市で開催される北日本圏域の会議に出席してきます。楽しみもあります。(笑)