元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

世に善悪があると本気で思うか

 今日も炎天下の中、ひたすら「芋掘り」でした。今日で「男爵」「とうや」をすべて掘り終えて、明日は「キタアカリ」で終了です。なんとかなりそうです。やれやれ・・(笑)

 

農民一揆

 ところで昨日「民は支配されることを望んでいる」と今村翔吾さんの著書「じんかん」を取り上げましたが、その続きも「世に善悪があると本気で思うか」という興味深い内容なので抜粋して引用します。

 それを「善」とか「悪」とか思う自分がいるだけなのですよね。(笑)

「全ての民に遍く共通する快がある」

日ノ本の民全てに共通するものなどあるものか。しかも高国は暮らし向きが脅かされる「不快」ではなく、「快」といったではないか・・。

「無邪気な心・・・」

「よくぞ見抜いた。善の心と言い換えてもよい。しかもそれが恐ろしいのは、箍(たが)が外れれば後先など考えずに狂騒すること・・・」

高国は薄っすらと片笑(かたえ)んで続けた。

「己を善と思い、悪を叩くことは最大の快楽。たとえば己が直に不利益を被っておらずともな」

「だが悪を叩くならば・・」

「世に善悪があると本気で思うか」

高国はすかさず切り返した。

「それは・・」