元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

子は宝 親にも 国にも 世界にも

 「子供の声は、騒音ではない」と法制化するというニュースが流れました。ちょうどその話題が掲載されている本を読んでいました。中山七里著:「騒がしい楽園」(朝日文庫)です。

 

 P40~「町内に住む多くの年寄りが独居か老々介護か、さもなきゃ嫁き遅れや無職の娘や息子と同居しておる。老いたからといって皆が皆、達観しておる訳でもない。妙な具合に歪んだり、世の中を恨んだりする者もおる。そういう人間にとって子供の声というのは他人の幸福の象徴に聞こえる時がある。耳障りなのも当然だ。」

 「子供は、国の宝というのは間違いじゃない。少子化が叫ばれる昨今、ますます希少価値が出てくるのも確かだろう。しかしな、それが与り知らぬ他人の宝となれば、無関心を通り越して嫉妬や憎悪の対象にもなる。もう分かっただろう。ここの園児たちは古くからの住民にとって迷惑以外の何物でもないのだ。」

 

・・・こんなクレームが寄せられているのでしょう。子供は国の宝と理解するのなら、例えば、自分の好みの音楽をイヤホンで聞いて、心を落ち着かせるように努めてほしいものです。私ならジブリ特集です。(笑)