元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

ちょっと気になる介護保険の情報

 今日は久しぶりに暖かさが戻り、農作業もやる気満々です。(笑) 来年は、「ミョウガ」をもっと増やそうと、根っこを掘り出して、植え替えをしました。来年は大豊作です。(予定) また、枯れたナス、唐辛子、ピーマン、赤シソ等の茎を根っこから抜いて、きれいに整理しました。あとは、ビニールマルチを外して、たい肥を入れ、トラクターで鋤き込みをする作業を残すのみ。これが終われば、安心してお正月が迎えられます。(笑)

雪の蔵王連峰が綺麗に見えました。

ミョウガの植え替え作業

赤シソの根が強くて抜くのに大苦戦

 ところで、親の介護で問題になるのが「介護認定」です。なんとか「要介護3」にならないものかと、何度もケアマネさんに相談することになります。いや、なりました。(笑) にもかかわらず、介護保険の改正が行われるようです。そんなー・・・とほほです。ちょっと気になったので、特養(駒場苑)の施設長板野悠己さんのインスタからの情報を共有します。

・・要介護度は、 軽い方から 要支援1 ⇒ 支援2 その上に要介護があり 要介護1から5まで。 今日はこの中でも 介護2と介護3の境目に フォーカスをあてて お話をしてみますね。

介護度について よくわかっていない家族も 意識せざるをえない時。 それは... 一人暮らしが そろそろ限界では? と考えはじめる時期です。

「ケアマネが、 3以上じゃないと 施設に入れないって言うから。」 こんな風に使われます。 それでは 一人暮らしができる介護2は まだまだ'軽症'なのか? ・

現場のリアルを知る人は ブンブンブンっと 首を振るに違いありません。 介護2の定義は こんな感じ。

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立ち上がりや歩行、 入浴・排泄・着替えに 一部

または多くの介助が 必要な状態

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介護3では、 ほぼ同じ内容で '全面的な介助'が必要。 声をかけたり 手助けをすれば、 なんとか出来ますよ。 これが介護2。 裏を返すと... 声をかけたり 手助けがなければ... 一人ではうまく出来ない! これが介護2です。

もの忘れ症状があるので 声を1回かけておわりでは ありません。 同じことを 何度も何度も聞かれますし。 トイレで便がうまくふけず よごれた手を壁で拭いたり。 近くの家族や介護サービスで うまくいっているかはともかく 何とか...とにかく...暮らしている。 暮らさざるをえない。 それが介護2です。

介護1・2の方の暮らしを どれだけ上手に サポートできるかによって、 その先に進むかどうかも決まる。 ある意味では 一番重要な分岐点にいるのが この段階の方だとも言えます。

できないことを 代わりに全て やってあげましょうではなく。 ご本人がやれることを どうしたら無理なくできるか? そんな視点でサポートしていく。 一緒にやっていく。 これが自立支援という 考え方ですよね。

これをね、 5つある数字の中では 小さい方だし。 軽症でしょ? 国はそんな雑な考えで 介護保険から外そうと しています。 軽症なんだから、 地域のボランティアとか そういうので よきようにやっておいて。

軽症なんだから 安い価格でいいよね。 その結果、当然ながら 受け皿となる総合事業は さっぱり広がらず。 受け皿もないのに 強行突破で 介護保険から外す? 早ければ 2027年度の改定で そうなってしまうかも。

どう思いますか。 300万人以上いると言う 介護家族の離職が いっそう進むことは 間違いありません。