元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

ポジティブな方向にゆがめて解釈するクセ

 今日は、ハウス内に「ちぢみ雪菜」を播種しようとしましたが、「種蒔きゴンベイ」のネジが緩んでいて、種が大量に流出してしまい、大変なことに・・・・やはり「始業点検」は必須です。(笑)

 また、「オクラ」を整理しようとしましたが、まっすぐに伸びた茎は、もしかしたら「支柱」になるのではないかと思い、余っていた「スナップエンドウ」を定植しました。来春、「オクラ支柱」が大活躍していると思います。(笑)

やっぱり必要だった始業前点検(笑)

根もはっており、引き抜くのが面倒なオクラ

「オクラ支柱」にしてみました(笑)

 ところで、心理学者、内藤誼人さんの著書『自信をつける習慣 よけいな迷いが消えていく58のヒント』(明日香出版社)の中で、「自信のある人は、自分では気がついていないのかもしれませんが、ポジティブな方向にゆがめて解釈するクセがあります。 」と説明していました。そうなのかもしれません。(笑)抜粋して引用します。

・・ノース・ジョージア大学のステファン・スミスは、55名の大学生に自信を測定するテストを受けてもらってから、「主題統覚検査」(TAT)という心理テストから抜き出した、ものすごく曖昧な図版を見せて、それを見ながら、好きなようにストーリーを考えてもらいました。

 図版には、小さな部屋の窓から外を見つめる男性の絵が描かれているのですが、この絵から思いつくストーリーを、5分間、自由に書いてもらったのです。 

 参加者各自が書いたストーリーは、別の判定者が見て、「どれくらい内容がポジティブだと思うか」という基準で採点しました。

 点数は5点満点です。すると、最初のテストで自信が高いとされた人の平均値は、3・77。それに対して自信のない人の平均値は3・1となりました。

 自信の高い人は、同じ絵を見ても、そこからポジティブな方向にストーリーを考えだすのに、自 信のない人は、ネガティブな方向にストーリーを考えてしまうことが明らかにされたといえるでしょう。 

 「窓から外を見つめる男性」の絵を見て、自信のある人は、「来週、結婚式を 控えて飛び上がりたいほどうれしい」とか、「昇進が決まって期待に胸おどらせている」といった物語をイメージするのですが、自信のない人は、同じ絵に対して、「ガンが見つかり、悲観している」とか、「恋人に逃げられ、自暴自棄になっている」といった物語を連想してしまうのです。

 最初のスタートになる図版は同じなのに、そこからどんなふうに物語が展開していくのかは、その人の持つ自信によって、まったく違うものになってしまうのですね。 

 自信のある人は、自分では気がついていないのかもしれませんが、ポジティブな方向にゆがめて解釈するクセがあります。 

 ですから、もし自信をつけたいと思うなら、物事はいつでもポジティブな方向に(自分の都合のいいように) ゆがめて解釈するよう努力しつづけることが大切です。 

 とはいえ、自信がない人には、そういう訓練はなかなか難しいかもしれません。それでもあきらめずに根気よくやりつづけることが大切です。 

 ネガティブな考えが思い浮かぶたび、「できるだけポジティブな方向に考えよう」と自分に言い聞かせながらトレーニングしてみましょう。