今日は一日中雨。元気村の用水路も溢れそうです。今まで降らなかった分を取り戻すかのような大雨です。外出もままならないので、覚悟を決めて「ビデオの日」にしました。
とりあえず、午前中に2本見ました。「KINGDOM」と「ミッション・インポッシブル」。さすがトムさま。アクションは抜群の切れ味です。大沢たかおの「王騎」役も、ぴったりハマっています。(笑)
ところで、今読んでいる本で、ぜひとも映画化して欲しい物語があります。直木賞作家今村翔吾さんの「童の神」。舞台は平安時代、鬼や土蜘蛛等と呼ばれ差別されていた人々が、平等な扱いを求めて戦う物語です。
差別は、為政者が、まつりごとへの不平不満を緩和するために作ったと言われます。なるほど、旅行で行った「アラブ首長国連邦(UAE)」も、自国民を大変手厚く保護し、移民とは明確なというか、途方もない差があると聞きました。「これじゃぁ、政府に対する不満なんか起きないよなー」と感心したことを思い出します。
映画になったら、是非次のセリフを言って欲しいと思います。(笑)
京人は我らを鬼と呼ぶ。土蜘蛛と呼ぶ。そして童(わらわ)と呼び、蔑(さげす)む。理由などない。己が蔑まれたくないからか誰かを貶(おとし)める。