元気村「村長通信」

自給自足コミュニティ、活動日誌。

現代人は、ナス(茄子)を喰え!!

 本日は、名取市で開催されている「ニューファーマーズカレッジ・ネットワーク」の農学講座を受講してきました。 「植物生理から学ぶ栽培のコツ」シリーズで、今回のお題は「ナス」です。

 ナスは「一富士二鷹三茄子」といわれるように縁起がいい食べ物とされています。所説ありますが、一説によると、駿河の国の高いもの順なのだそうです。1番が富士山、2番が愛鷹山(あしたかやま)、そして3番目が茄子。これは値段だそうです。今の値段にすると13万円だそうです。(驚) ナス1個が13万円なら、元気村は大企業です。(笑)

名取市民活動支援センター

2F会議室(大) ニューファーマーズカレッジ・ネットワーク 

 ところで、ナスはこれまで栄養性において際立った特徴はないとされてきましたが、最近「機能性食品」として注目されるようになったそうです。ぜひ、元気村産「ナス」をご購入ください。(笑)

 その理由は「アセチルコリン」です。ナスは他の野菜と比べて1,000倍以上も多くアセチルコリンを含んでいることが判明しました。

 アセチルコリン神経伝達物質として働いており、このことから神経系の働きを調節し気分が良くなる(「抑うつ」や「怒り」などの心的ストレスが改善)とともに、血圧改善にも効果があることが臨床試験によって判明しました。1日あたり2本のナスを食べることで有効成分量(2.3mg/日)を摂取できるといいます。

 また、ナスの皮の色素にはポリフェノールの一種であるナスニンが含まれており、抗酸化作用により動脈硬化や老化の防止効果があり、目や肝臓の働きを活性化する効果もあるといわれています。このように、昨今ナスは機能性食品として注目をあびているのです。