我が家の菩提寺は曹洞宗ですが、曹洞宗の有名な尼僧に、青山俊董(あおやま しゅんどう)さんという方がいらっしゃいます。その青山俊董さんが書いた「だいじょうぶの小石」という話があります。
仕事がら病院に出入りを許されている人が、小さな小石を患者さんに握らせてあげます。その小石には、ひらがなで「だいじょうぶ」と書いてあります。それを握った人は「大丈夫なんですね。手術はうまくいくのですね、ありがとう」と喜びます。するとその人は、「あなたが思っている通りになる大丈夫ではなく、どちらに転んでも大丈夫、そういう『だいじょうぶの小石』なんですよ」というのだそうです。
・・・イャー深いですよね。手術がうまくいかなかったとしても、それは自分にとって「必要、必然、ベストの結果」なのだよ、だから「大丈夫なんだよ」ということですよね。言葉を換えれば、「神様は、自分が願うものではなく、今の自分にとって本当に必要なものを与える」ということですよね。イャー、有難いやら、怖いやら、摩訶不思議ですよねぇ。(笑)